タスペーサーの必要性

屋根の構造について

実はシンプル、屋根の構造

屋根の構造をご存知ですか?屋根の構造はとてもシンプルで、屋地板(屋根の下地として使用している板)の上に、防水シートを敷き、その上に屋根材を直接打ち付けるだけなんです。
下記にて、その詳細を紹介していきます。

屋根の施工手順
屋根の施工手順
  1. 下地(コンパネ)野地板を張る。
  2. 防水シート(ルーフィング)を張る。
  3. 屋根材を下方部から1枚ずつ釘で打ちつける。
  4. 塗料を屋根全体に塗装して終了。
屋根を放置しておくと
  1. 屋根材の塗膜が劣化し防水性を失う。
  2. 波形状に反ってくることがある。
  3. 屋根材の反り劣化現象に繋がる場合がある。
放置した屋根

一般戸建木造住宅の大敵は「水分」

「内面結露」と、「毛細管現象により吸い上げられた水分が野地板へ浸透する」ことによって、腐朽は進行します。
水平方向の隙間が一定以上確保されていないと「内面結露」と「毛細管現象」が起こっていると推測され、野地板の腐朽を予防するためには「適切な通気性の確保」を行うことがとても効果的です。
結果として、隙間が一定以上確保されていれば、毛細管現象による水の吸い上げを軽減させることは可能で、「適切な通気性」も確保することができると推測されます。そして、野地板の経年劣化の軽減につながります。